10月3日 福田りえ先生の講座を主催させて頂きます
今から25年ほど前
大手ピアノ教室を転々と変わって来た
男の子
中西先生しか無理やと思います・・・
言うて大人のクラスに入って来てくれた男の子
自閉症と聞いたけど、その当時あまり
知識もなかったので、紀ノ国屋書店で立ち読み
目も合わせてくれなかったし
お話もしてくれなかったし
でも決められた曜日、時間にぴたりと来てくれて
耳で覚えたメロディに私が伴奏をつける
30分でぴたりと終わって
そのままバイバイ
そんなレッスンが10年・・・
いくつかの病気があって、手術とか乗り越えて
そしたら又来てくれて
そんなある日
急に持病の心臓発作がおきて
緊急入院・・・
連絡して頂いたとき
「○○が先生に会いたいって言うてます」
「えっ!!」
そういう気持ち持っててくれてたんや〜!!
嬉しいな・・・
病院のベッドで
いっぱいチューブがある状態やったけど
手だけが動いてた・・・
「○○くん、きたで。一緒に弾きたい曲あるんか?
一緒に又やろうや!又来るわな」
っていうて・・・
そのままずっとのバイバイになっちゃいました。
なんかもっと出来たことあったかもしれへんなぁ〜
と思いながらも
最後に呼んでくれた事が私にとっての唯一の救いでした。
お家ではお話も出来てたようで、
ピアノへ行く日をそれはそれは楽しみにしてました。
先生のことは大好きやったと思います。
自分の好きな物の中に、先生の書いた楽譜とか
先生がくれたメモとかを入れてましたから。
とお母さんがお話してくれました。
今みたいに色々学ぶ機会があればなぁと思う今日この頃です。